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Keeper Webボルトリリースノート Version 16.9
2023年4月7日にKeeper社はウェブボルトとデスクトップ・アプリの新しいUIを盛り込んだKeeper 16.9をリリースしました。すでにユーザーの皆様の中には、新しいUIでご利用されている方もいるかと思います。
この記事では、以下のKeeper社の公式ブログに掲載されている記事を参考に、新しいUIや機能についてご紹介してまいります。
Keeper社は今回のアップデートで、以下の2点をポイントとして挙げています。
  • よりモダンで親しみやすいデザイン
  • より直感的に利用できるユーザー体験 これまで以上に1つ1つの要素をはっきりとさせることで、操作性を高め、より使いやすくしました。また、誰でも使える様にすること(アクセシビリティの向上)を目指してUIをアップデートしたと語っています。
そうしたUIの変化や新しい機能について1つ1つみていきたいと思います。

何が変わったのか?

直感的なUIに進化

Keeperの新しいUIでは、画面上の線の数を少なくしました。また、これまでの濃い青や黒を基調とした色味から、よりカラフルではっきりとした色を増やすことで、見やすさを高めました。
また、共有フォルダのユーザー一覧にアバター(ユーザーのアイコン)が表示される様になりました。

新しいオンボーディング・チュートリアル

今回のアップデートでは、新しいユーザーがログインした時のチュートリアルの流れも変更になりました。わかりやすくなった表示のもと、必要な操作を習得できるようになっています。また、アカウントの復旧に必要な「秘密の質問」についても、チュートリアルのなかで案内されるので、ぜひ設定しましょう。(組織の設定によっては設定を求められないこともあります。)

アクセシビリティの強化

Keeperは障害のある方でも快適に利用いただける様に改善を行っています。Keeper 16.9では、Web Content Accessibility Initiative (WCAG) 基準に準拠した色使いやコントラスト、フォントやアイコンを利用できる様に改善をしました。

検索機能の強化

今回のアップデートではマイボルト(記録の保管庫)内の検索機能についても、改善されています。記録タイプ、記録のタイトル(名前)、または特定のウェブサイトのURLを基準にしたフィルターを設定することが可能です。また、「最近使った記録」をリスト表示することができる様になりました。この機能は、よく使う記録を探す際に役立つと考えています。

誤って削除した記録の復旧

もし、ご自身が共有フォルダで共有しているパスワードを、他のユーザーが誤って削除してしまっても、今後はサポートに問い合わせなくてもよくなります。誤って削除してしまった記録について、手元で復旧できる様になりました。「削除済みアイテム」の「アクセス権なし」から削除された記録の復旧を行うことが可能です。

LastPassからの移行ツールのアップデート

より大きな規模の組織の皆様でも利用しやすい様にツールが改善されました。LastPassへのログインにSSOを利用されている場合、移行ツール上で、LastPassにログインするためのメールアドレスを入力いただき、進んでいただくと連携してるIdPのログイン画面に遷移し、ログインすると移行プロセスが進みます。もちろん、マスターパスワードを利用してログインしている場合でも、問題なく移行を行うことが可能です。

ブラウザの拡張機能とモバイルアプリのアップデートについて

Keeperでは、今回のウェブボルトやデスクトップアプリのアップデートと同様のアップデートを、ブラウザ拡張機能とモバイルアプリに対しても予定しております。より使いやすくなる予定ですし、今回のアップデートと同様に、どんな方でも利用できる様な改善(アクセシビリティの向上)を目指していく予定とのことです。

Keeper managed by ZUNDA について

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